ガウガウわー太 番外編 わー太の憂鬱
衝撃のステレオドラマ休止から数ヶ月・・・。

その続きの封印がついに、ついに解かれる。






わー太「みさと殿だけだ、拙者の主はみさと殿だけ」

クロ「し、師匠‥‥」



 拙者はわー太。雑種とかガウ犬などと呼ばれておるが。
今はハイカラな時代な故、MIXと呼んで欲しいでござる。

 故あってみさと殿には忠義を感じている。
当然、操も立てる所存でござるよ。

 しかし‥‥。

 世の中はそのような覚悟を立てた瞬間に、
究極の選択を迫られるようなものなのでござろうか。





ガウガウわー太 番外編 わー太の憂鬱





みさと「わー太、今日はね合わせたい人がいるの」

わー太「わん?」

なおこ「こんばんは、みさと」

みさと「こちらは私の友達のなおこさん。そしてこっちが」

なおこ「私の相棒、もとこちゃん。可愛いでしょ。豆柴なの」

みさと「どう、もとこちゃん美人でしょ?」



 みさと殿のご学友だと思うのでござるが、なおこ殿と、
その相棒である柴芝のもとこ殿を紹介された



みさと「ほら、わー太も男の子だもんね」

わー太『言っている意味がよう解らんでござる』

なおこ「あ、もとこちゃんはわー太の事気に入ったみたいだよ」

 もとこ殿が嫌に拙者に身体をすり合わせてきているでござる。

みさと「わー太? 我慢しなくて良いのよ。男の子だもんね。
    今の今まで、気付いて上げられなくてごめんね。
    我慢しなくていいんだよ、盛りの季節だモノ」

わー太『みさと殿、拙者をそのような目で見ておったのでござるか』

みさと「本当はね、最近夕斗が私の着替えを覗くようになったの。
    それで気が付いたの、わー太も男の子だったんだと、飼い主失格だよね。
    だから、我慢しなくてもいいのよ」

 その割に無茶苦茶興味心身の顔をしているようでござるが。
その飼い主失格という科白が無茶苦茶胡散臭く感じたのでござるが、
気のせいでござろうな、多分。

わー太『拙者興見えてもマダムキラーの称号を持っているのでござる。
    こんな小娘など相手に‥‥』

みさと「ほら、我慢しないでいいのよ。ちょっと暴れないでよわー太」

わー太『や、止めて欲しいでござるみさと殿。
    こういう秘め事は君主の前でやる事では』

みさと「えーい、家臣なんだから。ワタシにすべてを見せなさーい」







や、やめてぇぇーーーーー。









クロ「師匠、そんな過去が」

わー太「全然違うでござる。今まで何を聴いておったのでござるか。おなご殿」






キャスト


ふなこしわー太
ちゃふうりん


ふなこしみさと
かおり


なおこ
まついなおこ


もとこ
くまいもとこ


クロ
おおたにいくえ


担当
かるねあです


以上でお送りしました。